国家資格のカウンセラーとは
この全ての文章に賛同する訳じゃないが、
けど異論はない。
その通りだと思う。
だから大学に行く事にした。
一生、カウンセラーでありたいから。
後10年後には「無資格ではカウンセラーって名乗れないだろうね」とよく医師たちと話す。
で、有資格者のカウンセラーほど、ネット内で見つけられない事実もある。
大学校内に本当に居るし、病院内でも居る。
けれど、「経営」となると、無資格者の方が
売り方が確かに上手。経営上手。
話が戻るが、以前、無資格者のカウンセラーに
ボロボロにたらい回しにされ、挙句、とんでもない金額を渡し続けたクライアントさんを見た時に
「精神医学とか薬剤とか本当に何も理解しないでカウンセラーやってる人マジで居るんだ」
とハラワタ煮えくり返ったので、翌月に
大学受験を決意した。
大学の入学動機には
「無資格のカウンセラーに腹が立ったから。
だけど自分もなんらそれと変わらない事に嫌気がさしたので入学を決意した。」
と書いた過去がある。
さて、私が「カウンセラー」と名乗って仕事をするには沢山の理由があるが
【虐待に特化したカウンセラーは日本に居ない】
から。
公認心理師でも臨床心理士でも居ない。
論理が通った心理士はまだ居ない。
というか、虐待に関して論理が通ってる論文を書いてる人がこの世にまだ居ない。
国家資格を取得するまでの6年間、本気で虐待で悩み苦しんでる人を見過ごすのか。
何か出来ることはないか。
と考えた結果、今現在の形になってる。
なので、私は自分の会社を本気で動かすのは6年後の国家資格を取得してからだ。
大学に通ってから余計に感じるようになったのは
「カウンセラー」で居るためには最低でも
医学、生理学、生物学、科学、教育学、法学、言語学、看護学、情報学は身に付けなければならない。
というより必須条件である。
理由は、心とは体の中にあり、身体症状に出る場合が殆どで、その症状が日常生活に影響を及ぼしているから。
カウンセリングの際、クライアントが言ってるものが、どうして身体症状に出たのか、脳内でどんな電気信号が生まれているのか、その結果、何に苦しんでいるのか、その結果なぜその言葉を使うのかという原因を見抜かなければならない。
更に、カウンセリングとは、
「言葉を使う医療行為」なので、自分が使う言葉に最大限の注意を払わなければならない。
もうひとつが、カウンセリングとは
「心のリハビリ」であって、実践するのはクライアントな訳だから、いかに実践しやすい言葉を使えるかどうかにもかかってくる。
最後に、行政機関との連携がある。
次に繋げれないなら、カウンセラーは辞めたほうがいい。
医師や行政を紹介出来たり、その機関との連携を図れないならそれは、カウンセラーじゃない。
勿論、私も公認心理師や臨床心理士の卵であるのだから、
安易に私の言葉だけを鵜吞みにせずにクライアントにあったカウンセラーを見付けてもらえるなら
それ以上のことはない。
そして、コレに関してはシェアした記事に賛同する。
何があっても答えは言ってはならない。
気付いてもらう事。気付いてクライアント自身に言ってもらうこと。
じゃなければ自信にならないし、実践に移らないから。
そうしないと依存するだけだから。
(もし過去に「え?北隅さん答え言ってましたけど?!」という方がいらしたら言ってきてください。
私もまだまだの身です。勉強させて頂きたいです)
カウンセラーの養成学校に通って思った事は
心理学辞典も使わないことに本当に驚いた。
医学の話が出ない事に驚いた。
実践する時に、論理が伴ってない事に驚いた。
最低でも脳医学の話が出ない事に驚いた。
そして、とんでもない金額の要求をする事にもっと驚いた。
そして何より驚いたのは
「心理学で人が救える」と考える事に驚いた。
無理だ。
心理学で人は救えない。
医学でも救えない。
どの学問でも人は救えない。
救えるのは自分だけ。
そういう事を学べた事はとても有難い経験だった。
いずれ日本は欧米のように国家資格でないものは
カウンセラーと名乗れなくなる。
それほどまでにメンタルヘルスをする必要性に迫られている。
日本が精神医学を長年おざなりにした結果、途方もない人数が精神科に訪れる現実がある。
学内でのいじめから自殺する若者があとをたたない。けど、それをどうにかする方法を日本は知らない。
家庭内で起きる様々な問題に外側からケアする方法も日本は知らない。
会社で起きた問題に直面し自殺やうつ状態になる人があとを絶たない。
けど、それをどうにかする方法を日本は知らない。
そして医師と看護師の負担はどんどん増えた。
メンタルヘルスの専門は医師でも看護師でもない。
心理師である。
その心理師たちをおざなりにした結果が、今の日本だ。
「言わなくても分かってもらえる」
「言わなくても察して」
「我慢したらなんとかなる」
という幻想に日本人は未だに取り憑かれてる。
無理だ。
言わなくても分かるなら、人間は早い段階で言語を使わなかっただろう。
言っても伝わらないのが人間だ。
何度も言って、その言った言葉と行動が一致する時に初めて人に理解し伝わるからだ。
言葉と体が一致する必要があるのに、
日本人は魔法を信じてる。
50代以降の方はそれが通ったかもしれないが
コレから先はもう無理だ。
情報学が生まれて、ネットが普及し出してから
「言葉」の必要性に人間は迫られたから。
「言葉にする事」に人間は迫られたから。
そういう点では欧米社会は、言葉にする事は日本人より当たり前なので、自分の気持ちや背景を相手に伝えるのが本当に上手。
それでもその欧米でもメンタルヘルスの必要性を多くの方が声を上げてる。
メンタルヘルスの先進国ですら
「メンタルヘルスが足りない」と言ってるのだ。
いずれ日本は今より国家資格の公認心理師の法律がもっと出来上がってくる。
国家資格が生まれた時点で分かってた筈だ。
もっと法整備される。
だから、気付いてほしい。
野良カウンセラーと呼ばれる人達よ。
本当に志があってカウンセラーやってるなら、
国家資格取得してほしい。
遊びで今だけお金になるならと思ってカウンセラーをやってないなら。
どうかそこは気付いて。
沢山の心理学者たちが待っているよ。
心理学を好きになってくれる現実に喜んでる先生が本当に多いよ。
だからこそ悪者にならないでと待っているよ。
そして今私は心理学実験の難しさに泡を吹いてる日々です。
36歳でもなんとかやってるから、
大学で心理学を学ぶことを恐れないでーーーーー(´;ω;`)